ゆるなつ40代で職業訓練を受けてみたいけど、今さら挑戦しても遅いのかな…。



私は、43歳で職業訓練を受講中だよ。
1回目は不合格だったけど、あきらめずにもう一度挑戦して、2回目で合格できたよ。
私は、40代で転職するタイミングがきて、「就職か職業訓練」で迷い、職業訓練を選択しました。
子育てがひと段落して、「自分のために何かはじめたい」って思うことないですか?
でも同時に、「40代からの挑戦って厳しいかな…」と不安になることも……。
この記事では、43歳で職業訓練を受講している私が、面談で落ちたこと、2回目で合格したことの「成功と失敗の体験談」をお伝えしています。
職業訓練とは?


「職業訓練」は、これからの働き方を変えたい人をサポートしてくれる国の制度です。
ハローワークを通して申し込み、Webデザインやプログラミング、医療事務など、さまざまな分野のスキルを原則無料(※テキスト代のみ)で学ぶことができます。
条件を満たすと、学びながら給付金を受け取れる場合もあります。
私が実際に、失業保険の延長で受給しながら受講できた経緯も紹介しています。
職業訓練|2種類の特徴
職業訓練には、主に生活を支えながら学べる2つの制度があります。まずは自分がどちらに当てはまるか確認してみましょう。
- 1. 公共職業訓練
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対象: 雇用保険の受給資格がある人
(会社を辞めて失業給付を受けている人)
内容: 失業給付をもらいながら無料で訓練を受講できる(テキスト代別)
ポイント: 通学が必要な場合は交通費の支給もあり - ⒉ 求職者支援訓練
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対象: 雇用保険に入っていなかった人、または受給が終わった人
内容: 条件を満たせば月10万円の「職業訓練受講給付金」+交通費を支給
ポイント: 非課税世帯や低所得世帯などが対象になるケースが多い
制度によって対象やもらえるお金が違うので、ハローワークに相談すると安心です。



私は、公共職業訓練を利用して、失業保険をもらいながら受講中。
ハローワークで相談したら、自分に利用できる制度を紹介してくれたよ。
初心者・未経験でも挑戦できる
職業訓練には年齢制限がなく、20代から60代まで幅広い年代の方が受講しています。
私は、「Webデザイナー講座」を在宅で受講していますが、同じクラスの方は、子育て中や、定年退職された方など、さまざまな背景の方がいます。
在宅でできるオンライン講座を選んだ理由は、以下のとおりです。
- 子供の帰宅時間や通勤距離を考えると、通学する講座はむずかしかった。
- 学びたいスキルが、オンライン講座で生徒募集していた
子育てや介護をしている方でも、自分のペースで学べるのがオンラインの大きな魅力。
毎週、講師との面談があったり、チャットでいつでも質問できたり。継続のサポートもしっかりしています。



在宅で学びながら、子どもの急な休みやお迎えにも対応できるのは本当に助かってます。
子育て中の方で、職業訓練を受けたい方は、オンライン講座なら全国どこからでも受けられるものもあるので、おすすめです。
職業訓練の面談に落ちた話


私は、職業訓練の在宅で学習できる講座を希望し、書類送付の後、オンライン面談で受験しました。
受験する前は、「職業訓練って、誰でも受かるでしょ」って面談の対策もせず受験。
正直、面談に落ちるなんて考えてもいませんでした。
だから、メールで「不合格」と届いた瞬間、頭が真っ白。



えっ、職業訓練って落ちるの?!なにがダメだったのかな?
しかも、夕方の忙しい時間に「不合格通知」。
家事をしながらも、頭の中は「落ちた」という言葉でいっぱいでした。
「やっぱり、今までみたいに近場でなんでもいいから仕事を探すしかないのかな」
「でも、自分の人生それでいいのかな…」
「10年後、後悔しない?」



いろんな気持ちがぶつかって、
若い頃の自分だったら、こんなに悩まなかっただろうな……。
気持ちが揺れる中でも、期日は迫っていました。
日に日に「どうしよう」という焦りが増していく中で、失業保険の給付期間は終わりかけ。
ハローワークの担当の方にも、
「次の月に受講しても給付は出ません」と言われていたので、受講したいなら仕事しながら、給付を受けずに受講するしかない状況でした。



訓練を受けて新しいスキルを身につけたい。
でも、働かなきゃ収入はゼロ。
どうするか、ずっと迷っていました。
2回目の面談に挑戦しようと決めた日


不合格の通知を見てからの数日、スマホでずっと検索していました。
「職業訓練 落ちた 二回目 合格」
「職業訓練 面談 不合格 理由」
同じように落ちた人、もう一度挑戦して受かった人を探し。
見つけた体験談を読むうちに、「2回目受けてみようかな」という気持ちが強くなっていきました。



希望はあるかも。人生一度きり。
「やりたいことに挑戦しよう」と決意。
近くでパートしながら、受講しよう!と決めました。
もう一度、同じ講座を受験することにしました。
給付金の期限が過ぎてるのに、受給できる?!


給付金をもらいながら受講できるのは、落ちた月が最後のチャンスでした。
だから私は、もう給付金は諦めて、バイトをしながら受講しようと決めたんです。
数日後、ハローワークへ行き、不合格の報告と次の受講希望を伝えました。すると、



先月同じコースで面談されていますよね。今月(次の期)同じコースへ合格した場合は、給付を受けながら受講できる可能性があります。



えっ!そんなことあるんですか?!



絶対に給付が出るというわけではないので、あまり期待しすぎないでください。
次の面談で合格できたら、こちらで審査して受給しながら受講できるか確認します
落ちてからの数日間、職業訓練について色々調べたけど、ネットでは見つからなかった情報でした。
あきらめなくてよかったー!!!
受給しながら受講できたら嬉しすぎる!と思う反面、まず面談に受からなきゃとドキドキの数日がまた続きます。
ハローワークで教えてもらった特別なケース
職業訓練で「失業保険をもらいながら受講」できるのは、訓練開始日の時点で、所定給付日数の3分の2を受給し終える前に訓練がスタートしている場合です。
この条件を過ぎてしまうと、
原則として「給付を受けながら訓練を受けること」はできない。
ハローワークで教えてもらったこと
上記の基本条件で、期間中に一度受験した講座と同じ講座で受講を希望する場合、
「継続した受講希望」として扱われ、例外に受給できる可能性があるそうです。



体験して分かったのは、ネットの情報だけでは分からないことが多いということ。ハローワークに相談するのが確実です。
2回目の面談で意識した2つのこと


1回目の面談で落ちたあと、「どうしてダメだったんだろう」と考え、自分の希望と講座の目的のズレに気がつきました。
2回目の面談では、1回目の反省をもとに2つのことを意識しました。
1回目(失敗)
講座のホームページを確認せずに面談へ。
どんな働き方を希望しますか?の質問に、



初心者なので、できれば短い時間から働きたいです
と答えてしまいました。
この時、面談の担当者から
20時間以上の就職は希望していないのですか?
と聞かれ、うまく答えられなかったのが反省ポイントでした。
2回目(改善)
面談前にもう一度講座ページをチェック。
講座の目的欄には、
「週20時間以上の仕事に就くことを目標にしています」
と書かれていたので、2回目では「週20時間以上の仕事を探しています」とはっきり答えました。
講座の目的と自分の希望を合わせて答えることが大切。
事前に公式ページを確認しておくと安心です。
1回目(失敗)
面談で「なぜこの講座を受けたいのですか?」と聞かれたとき、



在宅で働けるようになりたい、あとWEBデザインに興味があって…。
と答えました。
でも、「在宅で働きたい」は、あくまで働き方の希望であって、講座の目的である「就職・スキル習得」とは少しズレていたのかもしれません。
2回目(改善)
2回目の面談では「なぜこの講座を選んだのか」を意識して答えました。



Webデザインに興味を持ったきっかけや、学んだあと、どんな働き方を目指したいかを具体的に伝えました。
「なぜ学びたいのか」「どんな未来を描いているのか」を自分の言葉で話せたことで、担当者にも前向きな気持ちが伝わったと思います。
やりたい理由を一言で終わらせず、
「なぜそう思ったのか」「どうなりたいのか」を具体的に伝えました。
合格後、受給しながら受講できることが決まった日


2回目の面談を終え、メールで「合格通知」をいただきました!
翌日にハローワークへ行き、担当の方に「合格しました!」と報告。



おめでとうございます。
では、受給しながら受講できるか、こちらで審査してご連絡しますね
また数日ドキドキしながら過ごしました。そして数日後、ハローワークの電話。



受給しながら受講できることになりましたよ。
すーごく嬉しい報告でした。



1回目で落ちて、期限もギリギリ。もうダメかもって思ったけど、あきらめなくてよかった。
そして、ハローワークに相談して本当によかったと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
今回の経験で、
「あきらめずに行動すればチャンスはある!」ということを伝えたかったです。
ネットでは見つからないケースでも、
ハローワークで相談すれば、思いがけない道が見つかることもありました。
40代ママでも、
「自分の人生も楽しみたい」「やりたいことに挑戦したい」と思ったら、一歩踏み出してほしい!
私の経験が、同じように職業訓練に挑戦しようとしている方の参考になればうれしいです。





